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1220年頃、浄土真宗の開祖である親鸞聖人は、関東で「阿弥陀仏による救い」を広めておられ、その教えに多くの者が帰依致しました。
その中の一人、常陸(茨木県)久慈西郡松原村の龍善が、松原山善龍寺の開基であります。
親鸞聖人が京都に帰洛される際、多くの弟子達が聖人にお供を致しましたが、その途中、聖人の教えを求める人々のために弟子達が各地に残り、お寺が建てられ、お念仏の教えが広められていきました。
龍善も足近(羽島市)にて聖人よりお名号を頂き、仁治2年(1241年)井ノ口村(現在の岐阜公園の南付近)にお寺を建て、お念仏の教えを広めたようです。
その後、室町戦国時代(1500年前半)に争乱のため尾張名古屋伊勢町に移転、江戸時代に入って岐阜にお寺を再建しようとしたところ、岩戸村の人々の招きを頂き正保元年(1644年)現在の地に村のお寺として再建されました。
以来、善龍寺は広大な境内のもとで地域のお寺として護持され、第14世住職天野若空が浄土真宗最高学位の勧学を取得、第15世天野若圓が明治23年、第1回目の衆議院議員に当選、第18世天野修子が社会福祉施設を設立するなどの歴史を経て、現在に至っております。