HOME›食事のことば
多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。
(同音)深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。
尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝(ごおんほうしゃ)につとめます。
(同音)おかげで、ごちそうさまでした。
「食事」をいただく時に、わたしたちは何を思い、どのような思いをいただいているのでしょうか。
食事の際に一人ひとりが「ご恩」を味わえるように、新「食事のことば」ができました。
従来から親しんでこられた方も、いままであまり口にされてこなかった方も、この新「食事のことば」を自ら声に出して、深く尊い「ご恩」を喜ばせていただきましょう。
【食前のことば】解説
わたしたちは、食べ物をいただくことで、毎日を過ごしています。
この食事には多くのいのちをいただいています。またこの食事がわたしの口に届くまでには、多くの方のご苦労もありました。
阿弥陀さまは、わたしたちが、多くのいのちと、みなさまのおかげによって、初めて生きることができているのだと、明らかにしてくださいました。
このご恩を思い、お食事を大切にいただきましょう。
【食後のことば】解説
お食事をいただいたわたしたちは、尊いめぐみをいただきました。多くのいのちと食事を用意してくださった方々のご苦労を思い、そのおかげでいのちをいただいています。
いまここにいのちのあるわたしを、必ず救うと願い、支えてくださっているのが阿弥陀さまです。このご恩を思い、阿弥陀さまの願いに応えようと、精一杯に生きていきましょう。
親鸞聖人
750回大遠忌